スリランカテストツアー④ 紅茶工場
今回はラトゥナプラの紅茶工場見学についてレポートします。リプトンや午後の紅茶で使用する茶葉はスリランカで栽培されています。スリランカ製品は意外と私たちの身近にあります。お茶工場に行ってどのように茶葉が加工されているかを実際に確かめに行きました。
工場内に入る前にヘアネットと靴に着けるカバーを装着しました。スリランカでも衛生管理をしっかりやっていて、セイロンティーは国際的なブランドであることを再認識しました。
まずは、室内で茶葉の50%程の水分を飛ばす萎凋という工程を見学しました。茶葉の前には大きな扇風機の騒音のため、参加者は注意深くスタッフの説明を聞きました。
次は萎凋した茶葉を揉んで、発酵に必要な茶汁を出す揉捻という工程を見学しました。
初めて見る機械に皆さん興味津々でした。
工場での見学が終わると茶畑を見せてくれました。きれいな茶畑がスリランカらしい景色を作っていました。
お茶を摘んでいる方々の多くは、イギリス植民地時代に労働力としてインドから連れてこられたタミル人の女性だそうです。さらに、女性の方がお茶を摘むという細かい作業をするのに適していると考えられているそうです。
最後は工場の応接室でお茶とお茶請けを頂きました。普段何気なく飲んでいるスリランカの特産品であるお茶ですが、その裏には歴史的な背景があり、様々工程を丁寧に作業しながら作られていることを知っていつもよりも味わい深いと感じました。
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