「大嫌いだった英語、気づいたら英語だらけの毎日に――元管理栄養士が切り拓いた“英語×IT”キャリア」

エンジニア 竹山 友香子

2025.9.9

英語嫌いが一転!きっかけはまさかのコロナ

英語が本当に大嫌いで、高校も大学も英語を避けて勉強してきたというくらい、自分にとっては拒否感の強い科目でしたね(笑)それが、一変したきっかけが“コロナ”でした。

以前は管理栄養士として、病院で働いていましたが、コロナ渦では感染対策の観点から、通常通りの勤務がかなり困難な状態になっていました。全国的に緊急事態宣言が発出。職場から不要不急を除いては外出を自粛するように言われ、自宅に閉じこもらざるを得ない日々。

そんな中で、なぜかあれほど避けてきた英語を「勉強してみたい」―――そんな考えが浮かんできました。私の中でずっと避けてきたものの、常に強い魅力を感じていた英語。この機会を逃したら、もう二度と手を出さないだろうと思い、人生最初で最後、やれるだけやってやろうと英語学習のスタートを切りました。 

1日7時間 英語漬けの日々

突然に始まった挑戦―――「途中で辞めたくなるかもしれない。どこまで頑張れるんだろう」と尻込みした気持ちで切ったスタートですが、猪突猛進な自分の性格が功を奏しました。苦手な英語への拒否反応で毎日腹痛に襲われつつ、1日7時間の英語漬けの日々を過ごすようになりました。勉強を始めた段階では500点だったTOEICの点数が、たった1か月で200点アップ。700点に到達したとき、「自分も頑張れば伸びるんだ。これだけ努力出来たんだから、これからも続けていけるはず!」と初めて自信がついたんです。必死に頑張った期間が報われたと同時に、「英語でもっと挑戦してみたい」と、転職を決めました。

 転職活動 指針は「英語×IT」?

英語を使える仕事がしたいという方針は固まったものの、どの分野へ進んでいいのかはわからなまま。そんな中で「ITなら英語を活かせるのでは?」という考えが浮かび、3か月間、フィリピンに英語でウェブサイト作成を学ぶ、オンライン授業を受けることを決めました。元々なにかを“作る”ことが好きだったので、ウェブサイト作成はなかなか楽しかったです。また、オンライン授業を通してブリッジエンジニア―――英語を使って海外エンジニアとの意思疎通をはかり、プロジェクトを進める、“架け橋”のような存在を知り、その時の私の目標になりました。

その後の転職活動では、IT関連の会社をさまざま見てみましたが、最終的には社員インタビューの記事が心に刺さり、現在所属するアレックスソリューションズへの入社を決めました。バックパッカーを続けていた方が、社会人経験の無いなか活躍され、新規の海外研修事業を開拓されているという記事を読んで、「本当にかっこいいな」と感動したんです。未経験を受け入れてくれる会社の土壌にも魅力を感じましたし、和気あいあいとした社内の雰囲気も良いなと感じました。 

英語7割の現場で“ガラスのハート”と闘う

現在は、証券取引所の発注システムにてヘルプデスク業務を担当しています。先物取引のシステムなどが海外製なこともあって、メールの7割は英語です。また、障害や利用者への注意喚起等、緊急性の高い場合は、英語で電話をかけることもあります。緊急性の高い事案は頻繁に発生するものではないのですが、私はなぜか初めの方からそういう事案を引きやすかったんですね。元々プレッシャーに強い方ではないので、正直、そんな時は心臓がいくつあっても足りません(笑) でも、「どうせ当たりやすいなら」と、発想を転換して、緊急の案件があった時には自分から取りに行くようにしてしまいました。

そうすると、もちろん間違って落ち込むことも、失敗することあって、凄く悔しい思いもしますが、その経験は間違いなく次の成功への糧になり、成長に繋がっていると感じることができるようになりました。これまでの自分を振り返った時、もし英語を避け続けていたら、今でも挑戦出来ていない悔しさを抱えていただろうと思います。怖くても挑戦する自分の方が、誇れる自分でいられる。将来に振り返った時に、”自分を誇れるかどうか”は、今でも人生で重要な決断をする際の基準になっています。

幸い周りには、経験豊富で英語も堪能、良い刺激をくださる方々が多く、自分も同じ土俵に立てるように、イメージトレーニングを行い、迅速な対応ができるように日々努力しています。最近では、より高度な事案も扱うようになり、それに伴って、細かなニュアンスを英語で伝え、変化球な質問に答えなければならない場面もでてきました。相手の英語に訛りがあれば、難易度はさらに増します。先日の対応時は緊張しすぎて、腕につけたデジタルウォッチの心拍計が170を計測していました。ガラスのハートは健在。それでも日々学び続け、準備を怠らずに頑張っているところです。

TOEIC895点で気づいた“頑張り方”の見直し

最近のTOEIC試験では895点を獲ることができ、苦手だったリーディングも410点まで伸ばすことができました。日々の学習や実務での経験―――自由時間と言えるような時間はほぼすべて英語に充てて、ひたすらに頑張り続けた日々が報われたことは素直に嬉しかったです。でも、そんな喜びの一方で、「自分の時間を犠牲にしてきたのかも」という気持ちは拭いきれませんでした。一直線に走っていた時には気づきませんでしたが、思い返せば、遊ぶ時間を極力削り、自分に我慢を強いてきた。そんな気持ちをやっと自覚できたと共に、こんな頑張り方は良くなかったなと。日ごろ友人がかけてくれていた「もっと遊べ」という言葉が、ここにきて初めて強い意味を持ち、頑張り方を変えるきっかけになりました。 

学びとリフレッシュを両立、幸せは自分の基準で

アレックスの福利厚生は少し変わっており、海外研修や弾丸バックパッカー助成金など、働きながらも海外経験ができるおもしろい制度があります。私も実際に利用し、貴重な経験をすることができています。日常から離れて、その土地の空気を味わうことはリフレッシュになり、生の英語に触れアウトプットの機会が増えることで、「もっと話せるようになりたい」というモチベーションにも繋がります。また、社内にはさまざまなバックグラウンドを持つ社員が多く、刺激的。固定観念に縛られず、皆それぞれ自分の幸せの基準を持っていると感じられます。自分の幸せは自分にしか分からないもの。だからこそ、私も大切にして行きたいなと、アレックス社員との関わりを通して、そんな風に考える事が出来るようになりました。

私は元々、あまり自信を持てる方ではなく、学生時代はいつも自分が一番劣っていると感じるようなところがありました。だからこそ、とにかく「努力することでしか差を埋められない」と、ストイックさに拍車をかけて走り続けてきました。それによって成し遂げられたことも多く、そうでなければ今こうした働き方が出来ていなかっただろうと思います。でも、これからは旅や友人と過ごす時間、自分が心から幸せだと感じることを基準に置いて、そこから養った活力を学びに活かしていけたらと思っています。 

命を支える仕事から、人を笑顔にする仕事へ

急性期病棟で管理栄養士として働いていた頃は、命に貢献できる仕事でありながら、大きなジレンマを抱えていました。栄養を制御するということは、患者さんの自由や楽しみを制限することでもあり、必要不可欠な仕事である一方、どこかで苦しめてしまっているように感じていたんです。でも今は、問合せの解決を通して、“人にストレートに喜んでもらえる”。それがとても嬉しいです。また、人間関係にも苦戦した前の職場と比べ、同僚やマネージャーとも温かい繋がりが持て、悩みを共有したりできることを、心強く感じています。

入社をするときに“国と国を繋ぐ架け橋”として、ブリッジエンジニアになれたらいいなと思っていましたが、今もその思いは変わらず持ち続けています。現在のプロジェクトマネジメントの業務をより深く学び、ゆくゆくはサービスマネジメントをけん引し、チームが円滑に動くよう支援する立場に立ちたいと考えています。努力はしつつも、楽しむことを忘れずに。私らしい頑張り方で進んでいきたいです。

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