エンジニアとしての経験を最大限還元しながら、次のステップアップをめざす

営業 飯塚 瞬

2021.08.04

IT未経験で入社し、2012年からエンジニアとしてキャリアを積んできた飯塚 瞬。2021年1月からは、営業職として新たなスタートを切りました。異動を望んだ理由は、環境を変えることと、自分で達成したことがわかりやすい仕事に挑戦したかったから。飯塚がそのビフォーアフターと、新たに見える景色を語ります。

働きたい人と私たちの双方にとって本当に「プラス」になることが理想の採用

▲オフィスにて

エンジニアから営業担当へと職種が変わって半年。営業としての担当職務は多岐にわたりますが、中でもクライアント先に駐在して働くエンジニアの採用は、重要なミッションのひとつです。

採用面接の決め手になっているのは、私自身が一緒に働きたいと感じるか、そしてその人の成長を見てみたいと感じられるかという点です。

もちろん、その人の持っている経験やスキル、英語力などは大事なポイントではありますが、好奇心やチャレンジ精神を持っている方であれば、よりご活躍いただけると考えているからです。これだけがやりたい、これしかやりたくないという人よりも、なにごともまずはやってみる、という気概が大切だと思いますね。

私自身、IT未経験でエンジニアになりましたから、ITスキルのない人には経験談的な話をさせていただくことも少なくありません。そうした働きかけに対して、少しでも共感や賛同といったものを感じてもらえる人なら、活躍の可能性があるのかなと思います。

一方で、人それぞれに思いや目標などがあると思いますから、私たちと働くことが最終的にその人のプラスになるのかどうか、という観点は常に持つようにしていますね。

そんな時、私自身がクライアント先に常駐して仕事をした経験をもとに、その方が現場に入った時にどうだろうかと想像をするんです。

常駐先でのミスマッチが起こらないかどうかだけでなく、将来的にその人が英語を活かした仕事がしたいと考えているなら、私たちと働くことがその人の人生にとって本当にプラスになるのだろうか、ということを考えます。

やはり、私たちアレックスソリューションズとご本人、双方にとってプラスになる採用が理想ですね。

エンジニアとしての経験が強みになり、理解や共感につながる

▲清津峡溪谷トンネルにて

私自身の経験則がかなり影響してしまっているとは思いますが、これまで多くのエンジニアを見てきて、ある程度「なんとなくこの人だったら大丈夫だな」というのがわかるんです。

実際のところ、採用させていただいた人たちは問題なく現場で働いてくださっています。現時点では順調かな、と私なりに思っています。

私がエンジニアをやってきて、いいことも悪いこともいろいろ経験したからこそ、還元できるものはどんどん還元していきたいと考えています。現場目線で伝えられることや、経験があるからこそ理解や共感ができることもあると思うんです。

この点は、現場のフォローアップにも活かせますし、私のアドバンテージでもあると感じています。また、IT未経験者に対する実務的フォローにおいて、私自身の経験から基本的な部分についてアドバイスできることも、強みのひとつになっているかもしれません。

ですが、自分が担当するエンジニアのフォローアップといっても、直接仕事に関係のない話をすることの方が圧倒的に多いんですよ(笑)。世間話や趣味の話とか。直近では、最近入られた方がダンスを始めたということで、どんなダンスが好きかといった話をしましたね。

個人的な趣味ややりたいことなどの話を掘り下げて、興味を持って傾聴することが、私なりのコミュニケーションの取り方なんです。人と人の関係性やコミュニケーションが取れていないと、結局仕事もうまくいかないと思うんですよね。

私がエンジニアだった時の営業担当は、実は今の私の上司なんですが、当時は一度も仕事の話をした記憶がありません。「最近どうなの?」というお決まりのくだりから始まって、世間話をひとしきりするというのがパターンで。仕事の話は逆にメールで「こういうことがあった」と報告することが圧倒的に多かったんです。

もちろん、これは誰にでもあてはまるわけではないですが、私自身はそれで良好な関係を保つことができました。誰かと仲良くなれるコミュニケーション方法のひとつだと思って、今も実践しています。

新技術にアンテナをはり、変化に合わせた営業手法を模索していく

▲オフィスで仕事中

営業担当者としては、営業手法について強い危機感を持っています。現在は社会情勢上、オンラインを活用せざるを得ない状況ですが、いまやっている営業手法が今後も通用するかといえば、もしかすると難しいかもしれません。

IT技術は常に進化していくものなので、私たちも営業方法を進化させていく必要があります。もっとわかりやすくいえば、これまでは対面が当たり前でしたが、いまではオンラインツール利用が主流。

オンラインでは、対面営業と比べると伝わる温度感や雰囲気がまったく異なり、1日に何人もの方とお会いしても、よほどのインプレッションがなければ記憶に残らないことになりかねません。

なので、継続的にコミュニケーションができるしくみがあれば、より成果につながるのではないかという話を今日もお客様としていたんですよ。ここで新しい仕掛け、試みをしていくことが、営業としてやっていくために必要ではないかと思っています。

また、IT業界での営業として心掛けていることとして、深い知識よりも概要をつかんでおくことが挙げられます。新技術に関してお話が出たときにその概要を知らないと、お客様からの信用にも関わりますし、事前に営業先の会社に関する情報があればそれに合わせて下調べをしておくことは必須です。

加えて、営業職といってもマルチに多くの業務を抱えていますので、事務的作業に多くの工数を取られないように工夫をしています。

たとえば、パワーオートメイトデスクトップ(Web操作を単一のフローで自動化できる機能)を使ったり、VBA(マイクロソフト社が提供しているアプリの拡張機能・プログラム言語)を取り入れてみたり、いろいろと効率化の努力をしているところです。

ルーティンで行う業務をできるだけ簡単にする方法を探すことは、IT技術にアンテナを張ることにもつながります。それを実際に試してみるのも大事なことだと考えているので、積極的にトライしていますね。

やるべきことをしなければ、「やりたいこと」は実現できない

▲魚釣り

もともとエンジニアをやっていたころ、少し極端にいえば趣味を目的として生きていたようなところがありました。インドア、アウトドア含めて趣味が多く、シーズン中はスノーボードに熱中していますし、いまは社会情勢もあり、ひとりで楽しめる趣味として、川や海で釣りを楽しむことが多いです。

でもある時、「やりたいことをするためには、やるべきことをしなければ(やりたいことは)できない」と気付かされたんです。これは知人にもらった言葉なんですが、凄くいい言葉だなと感銘を受けました。

やりたいことをやっている人って、やるべきことをやってきた人なんだと思います。わかりやすくいえば、オリンピックで金メダルをとった人はその瞬間だけをフィーチャーされがちですが、実際にそこに至るまでの道筋では、他人が想像もつかないことや泥臭い努力をいっぱいしてきていますよね。

ですから、仕事と趣味のバランスを取るというより、むしろ自分のやるべきことをしっかりやってから趣味もしっかり楽しむという気持ちで仕事をしています。

その一方で、昨今は、自由に海外へ行くこともままならない今の社会情勢ですから、いろいろな国を訪ねたい欲求が自分の中で一段と強くなっています。いずれは、多くの国を訪れたいですね。ノマドワーカーのようなおしゃれなものではなくて、自給自足とまではいいませんが、もっと原始的な暮らしをしながらいろいろな国で暮らしてみたいとよく思うんです。

行ったことのない国に行くことを考えると、いまだにテンションが非常に上がります。それが今自分のやるべきことをしっかりやろう、というモチベーションにつながっているのかもしれません。

そうした自分のビジョンを叶えるためにも、今やるべきことにしっかりと向き合っていきたいと思います。

営業担当として、お客様のために、そして人の成長に貢献できるよう、これからも模索しながらチャレンジしていきたいです。

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