留学と仕事を通じて得たアピールポイント。自信を持って描く、理想の働き方のビジョン

エンジニア 松田 有紀

2020.11.30

新卒で入った会社を辞め、留学をし、アレックスソリューションズの一員となった松田 有紀。大きな転換点は、その留学にありました。自分のアピールポイントを持つことで自信を持てるようになった松田は、過去と現在の環境に並々ならぬ想いを抱いています。そんな松田がこれまでを振り返りつつ、未来への展望を語ります。

未経験で始めたIT業界。仕事がもたらした自分の強みとポジティブな感情

▲カナダ留学

2020年現在、私はブリッジエンジニアとして、企業のIT系部門にて業務委託として駐在しています。海外拠点のネットワーク導入・切替えが必要な際に、期日に間に合うよう現地エンジニアとスケジューリングをしたり、切替え当日の作業統制などを行ったりすることが主な業務です。

たとえば、家のインターネットをつなげる際にも工事が必要ですが、その企業版、海外版という感じです。日系企業の海外拠点が移転する際には、ネットワークの回線も機器も移動させなければなりません。現地ユーザーはインターネット回線やビル内のケーブル配線といった分野についてあまり詳しくない場合も多いので、現地エンジニアがユーザーサポートに入る際、円滑に進められるように調整をしていきます。

駐在先の企業には諸外国に拠点があり、現地とは主に英語でやりとりをしています。

海外とのやりとりだと、日本と違って返事がこないこともあります。兎にも角にも、現地エンジニアへ色々と依頼することがあるので、スケジュールを気にしながらも、お国柄や相手のペースに合わせて、気持ちよく動いてもらうことを心がけています。

私はIT未経験でこの世界に入ったため、現在も勉強の連続です。駐在先が変われば、職場環境も業務内容も大きく変わるため、適応力が求められますが、今まで関わったことのない分野で一つひとつ積み上げていった先の達成感が好きです。意外とそれが自分に合っていて、次につながった時は本当に嬉しい気持ちになります。

もともと進捗管理やタスク管理、Excelマクロのコーディング等は苦手だと思っていました。ですが、やってみたら意外と得意なことに気づきました。

他とは違う魅力に惹かれて──語学と経験を深めるために仕事を辞めて留学へ

▲韓国留学

語学にはもともと興味があり、父自身が英語で苦労をしていて、私や兄達には同じ想いをさせたくないという父の計らいで、小学生のころに英語を習い始めました。そのおかげで中学に入ってからも、苦になることなく英語学習を進めることができました。学生時代には短期留学にも行きました。

将来は英語が使えるような仕事に就きたいと思い、2008年に外資系船舶会社に入社。経理部に配属されたのですが、英語を使う機会はあまりなく単純作業が多かったので、残念ながら仕事におもしろ味を感じることができませんでした。

当初は働く場所があって、お給料をいただけるだけでありがたいと思っていたものの、やはりもっとやりがいを持てたり、楽しめたりできる仕事をしたいという想いが強くなりました。そこで、学生時代に一番頑張っていた語学をもっと伸ばしつつ、+αの経験を積みたいという気持ちから、一度仕事を辞めて留学を決意しました。

第二外国語として韓国語も勉強していたこともあり、トライリンガルを目指して韓国、カナダに一年ずつ留学をし、現地では語学学校に通っていました。学校は午前中で終わるので、午後はひとりで勉強をしたり、現地の日本語を学びたい学生とお互いに語学を教え合ったりしていました。

韓国へ行ったのは留学が初めてでしたが、街並みもまるで日本にいるような感覚で、あまり違和感はありませんでした。一方、カナダに行くと日本や韓国には少ない「多国籍」を身近に感じ、あらためて「自分はアジア人」であり、自分が海外にいることを強く実感した衝撃は今でも覚えています。

しかし、たとえ言葉が違っても、言葉が通じなくても同じところで笑えることが嬉しかったです。語学としてのコミュニケーションの部分だけでなく、言語に縛られない中身の部分も成長できたと思います。

帰国後、アレックスソリューションズと出会いました。就職活動では、最初は学んできた語学が活かせる出版業界などにトライしましたが、学習関連の職種は特に短大卒の学歴がネックになることがありました。それに対し、アレックスソリューションズはやる気さえあればというお話でしたし、ITにも興味があったので、受けてみることにしました。

会社説明会で、営業担当のスリランカ出身のシワールが登場したのですが、とてもインパクトがありました。というのも、いきなり英語面接かと思ったら、流暢な日本語で会社概要を説明し始めたのです(笑)。彼と話して印象が良かったので、良い会社だな、楽しそうな会社だなと興味がわきました。

入社前まで「IT=パソコン」というイメージでしたが、入社後にネットワーク、サーバやプログラミングなど、ITの幅広さを知りました。自分に何ができるのか、何がやりたいのかわからないで入ったとしても、それまで知らなかった分野を知ることができて、やっていくうちに「好きかもな」と思える、そんな機会があります。

過去と現在の環境に向けた想い。経験を通じて得た3つのアピールポイント

▲カナダ、ケベック

振り返ってみると、私はとくに勉強ができたり何かに秀でていたり、新卒で就職活動をしていたころに自信を持ってアピールできるポイントが正直ありませんでした。

しかし、仕事を通じて、昔にはなかったアピールポイントを主に3つ挙げられるようにもなり、自信を持てるようになりました。

1つ目は、語学(英語・韓国語)を生かして世界を相手に活躍できるようになったこと。2つ目は、プロジェクトの進捗管理やタスク管理をする過程で、私がExcelマクロを駆使して作成したオリジナルツールが意外と重宝されていること。3つ目は、To Doリストに完了チェックがつくまでとことん追いかける性分なので、取りこぼしなくタスクをこなせることです。

当時、仕事を辞めてまで留学をしましたが、今考えると、あのときに「こうなりたい」と行動できた自分と、それを許してくれた環境がなければ、今の自分にも、アレックスソリューションズとの出会いもなかったのだとつくづく思います。

アレックスソリューションズに入ってからは、自分の変化を感じています。以前よりも前向きなマインドになりました。そこには、代表の大野がすごく近い存在であることが理由の1つとしてあるのかもしれません。

うちの会社には役職がなく、社長、営業、内勤、エンジニアといった区分があるだけです。私が入社した当初から社長とも話す機会がたくさんあり、そのとき私の「会社」というイメージが変わりました。私としては、会社を好きになることが、仕事を好きになることにつながっていて。そこからやる気が出てきます。

面談で出会ったシワールは私の営業担当になり、よく話を聞いてくれます。こういうコミュニケーションがあるとすごく励みになります。内勤メンバーとも仲が良く、職場とは別の発散場所や逃げ場があるのはすごく支えになりますね。

留学したとはいえ、希望に合った就職先がなかなか見つからない中で、アレックスソリューションズは「留学生を活かす」という企業理念を掲げているので、私と同じように留学から帰ってきた方の目に留まればと思っています。

目指すのはライフスタイルに合わせた働き方。ツールを駆使して喜ばせたい

▲テレワーク

まだ明確には今後のビジョンはできあがっていませんが、より自由度が高い形で働けるようになればいいなと思います。

今年に入り新型コロナウイルスの影響で、仕事のやり方が変わり、ほぼほぼ自宅で作業していますが、このライフスタイルは私にすごく合っていて。通勤せず家からでもどこでも仕事ができることに感激しています。東京でなくても仕事ができること、また将来的には海外から仕事をする選択肢も増えたことはとても魅力的です。

今後は、ITツールを極めていきたいです。どの企業でも、管理資料には主にExcelを利用していますが、マクロを使えばより快適に管理できるところを、日々の業務に追われて資料を改良する余裕がなかったり、マクロに対して苦手意識があったりする方が多いことに気づきました。なので、そこの分野をうまく扱えていない方の助けになったり、人が足りないところにヘルプに入ったりして、喜んでもらいたいです。あまり人がやらない分野を見つけて、勉強していきたいと思っています。

今現在はブリッジエンジニアとしてフルタイムで仕事をしていますが、今後は100%のお給料をもらうのではなく、フレックスな形で契約しつつ、一方で別に海外展開できるビジネスをして、お互いwin-winなスタイルで仕事ができればいいなと考えています。今はそういう制度はありませんが、今後ビジョンがよりかたまって、アレックスソリューションズにとってもマイナスではなければ、おそらくOKをもらえるのではないかと思います(笑)。

私のように留学した人や学んできた語学を活かしたい人たちは、どの分野でも「興味」が大事だと伝えたいです。たとえば、英語は単にコミュニケーションのツールでしかないので、英語が好きだから留学されている方も、他に何か興味や強みがあると仕事にもつながるのではないかと思います。1つだけに集中するよりも、自分の可能性の範囲を少し広げるイメージを持てれば、仕事もより楽しくなるのかなと思います。

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