できないことができるようになる成功実感。レベルアップできる環境で仕事ができる喜び

エンジニア ザセピロワ・アレクサンドラ

2021.05.20

ウズベキスタン出身で、ホテル業界からIT業界に転職したザセピロワ・アレクサンドラ。データベース管理は未経験からのスタートだった彼女はどのような経験を積んだのでしょうか。徐々に仕事の難易度が上がる中、できないことができるようになる点におもしろさを感じているアレクサンドラが仕事の魅力を語ります。

未経験でデータベース管理─研修1週間で常駐先が決まるスピード対応に驚き

▲入社前に一時帰国。ウズベキスタンのブハラ市

私は2019年、株式会社アレックスソリューションズ(以下、アレックスソリューションズ)に入社しました。

IT業界は初めてで、データベースのことも知りませんでした。アレックスソリューションズは、IT未経験でも外国人でも、やる気さえあれば積極的に採用してくれます。

入社する前に研修があり、ITの基本的なことを学べる仕組みです。アレックスソリューションズの入社前研修では、英語やパソコンの構造(実際にタワーPCを開けて中身を見ながら学ぶ)、ホームページ作成(HTML/Javascript利用)のほか、エクセルやパワーポイント、ネットワークの基本を学ぶことができます。

研修ではUNIX(※概要や基本操作コマンドなど)についての話もありましたが、あとは独学です。データベースの知識は日々進化しているので、専門書よりネットで学ぶほうが効率的かもしれません。簡単なコマンドは、英語が多少分かればすぐに覚えられます。

常駐先を決めるにあたっては、営業とのコミュニケーションが欠かせません。営業とは常に密に連絡を取り合い、「現場はどう?」などと連絡が入ります。

現場の仕事内容など、何でも話せる環境なので、現場が大変だとか、何かしら問題点がある、これを変えたい、ということがあれば、正直に伝えますし、それができるのがありがたいですね。

私の場合、研修が始まり、3~4日目ぐらいにデータベース管理の案件が来ました。

現場マネージャーと面談を行い、顧客の承諾をもらうと、常駐先が決まります。私の場合は、研修が始まって1週間も経たないうちに常駐先が決まったんですよね。

私を含め、アレックスソリューションズの3人の仲間が顧客先に常駐し、データベースの管理やメンテナンスなどを担当しています。コロナ禍の現在、在宅と出社を一週間ごとに繰り返しています。

データベース管理は、新入社員が配属される現場ではなく、2~3年間の経験が必要です。しかし、入れ替わりの時期と重なったこともあって、未経験でもOKということになりました。これはレアなケースだと思いますが、できないことができるようになることに喜びを感じる私にとっては、非常に刺激的で良い選択でした。

簡単な依頼対応から徐々に難易度が上がる面白さ─周りの助けがあってこそ

▲アレックス社員総会にて

2021年現在、私の常駐先は保険会社様で、2019年から変わりません。主にデータベース作業依頼を担当し、開発側からの依頼対応が私の主な仕事。

「このデータが必要」「データを更新してほしい」など、顧客から送られてくるいろいろなスクリプトを確認し、問題がないかチェックします。スクリプトや運用上の問題がある場合は、状況を説明し、依頼者に修正対応をしてもらってから作業しますね。

開発からデータベース管理者に依頼が来るので、依頼に沿って情報を更新したり、情報を提供したりしています。データベースを管理するためには、強い権限が必要です。いろいろな権限をもらえるまでに、配属されてから数日はかかりました。その間は必要な設定を数日間行っていましたね。

最初の2ヶ月間はOJT。現場にいる先輩からいろいろ教えてもらいました。「簡単な依頼があるので、これを準備して」とか「準備はこうしないといけない」などとアドバイスをもらいながら、仕事がスタートしたという感じです。

最初は、依頼内容の中でも簡単なところから始めました。「このデータベースからの中身の情報がほしい」という依頼が来ると、それを準備。バッチなどを作り、指定された時間にバッチをたたき、出てきた情報を依頼者に提供します。

現在は、OracleやSQLServerなどのデータベースを扱うなど、できる業務の範囲も広がっていて、作業内容の難易度も徐々に上がっているな、と感じています。できなかったことができるようになるのはとてもおもしろいですね。

現場の先輩には助けられてばかりです。技術的な知識も多く求められる現場なんですが、最初のころは入ってくる情報が多すぎて、毎日のように頭がパンクしていました(笑)。

やり取りはすべてメールで行います。コロナ禍で、今はずっと在宅勤務なので、なかなか直接コミュニケーションを取るのが難しいですが、オフィスにいるときは、データベースチームの隣にエンジニアが座っているので、コミュニケーションを取っていますね。

問題解決は周りのプロを頼りながら─解決できたときの爽快さは癖になるほど

▲現場が近いアレックスメンバーと

最初は本当に簡単な依頼対応しかできず、しかも結構な時間がかかっていました。

でも、今では事前準備も早くできるようになり、依頼対応も最初は1~2件しかできなかったところ、9件こなせるようにまでなりました。ゲームをクリアして次のステージにいくような感じというと分かりやすいかもしれませんね。

全体的な作業内容はもちろん手順に沿って行わなければいけません。

しかしときには依頼者からのスクリプトがなく、依頼をもらっても何をすればいいのか分からないこともありますし、スクリプトはあるけれど運用上やってはいけない内容が入っていることもあるんですよ。

そういったことに気づいたときは、依頼者に修正依頼をし、ルールを伝えるように心がけています。

込み入った依頼の場合は、やはり現場での経験を積んで初めてわかることも多いですよ。データベースの知識だけではなく、現場特有のルールや運用条件などもあるので、現場に慣れることはとても大切です。

私たちで解決できない作業エラーやインシデントが起きたときは、さらに深い知識を持つ方に相談します。まさに「神」のような存在で、本当にお世話になっています(笑)。

その過程で自分の知識が増えていき、自分で問題を解決できるようになる実感は、成功体験がある人にしかわからない気持ち良さですよ。

また、半年前からはメンターとして、新しく入社してくる社員のOJTを手伝っています。未経験から入社して学ぶことも多いのですが、教える立場になると発見も多いです。

作業内容によっては、自信を持って教えられるものと、そうでないものがあるのも現実。内容が難しくなるにつれて、自分自身のインプットが足りていないと実感することも少なくありません。そんなときは、先輩に確認をしながら後輩に教えるようにしていますね。

オンライン勉強会で新しいプログラミング言語を勉強。一層広がる活躍の幅

▲会社の福利厚生制度を利用して茶事

私はデータベースの資格取得を検討しています。アレックスソリューションズの中でも、データベースの業務をしている人は少ないんです。

仕事と勉強の両立はなかなか難しい。時間的なこともあるんですが、試験に合格するためには、まだ体験していないスキルを磨く必要があります。開発者が作成したSQL文を見て、何を求めているか判断しなければいけないため、プログラミング言語の勉強も必須です。

アレックスソリューションズでは、オンライン上で資格取得に向けた勉強会や映画観賞会などを開催しています。TOEIC100点アップする勉強会など、いろいろな勉強会があって、関心がある会に参加できるんです。

私が先日参加したのは、Python(パイソン)の勉強会。Web開発やAI開発などで使用されているプログラミング言語です。今の時代はAIに力を入れているので、今後の仕事はPythonを扱う可能性が高くなるでしょう。だから、今のうちにいろいろ学んでおきたいですね。

アレックスソリューションズの福利厚生制度で言いますと、私が実際に使ったことがあるのは、会社が趣味を応援してくれる趣味奨励金です。

私の趣味は茶道なんですが、少し前のお茶会に参加したとき、イベント参加の領収書を会社に出すと、お金が戻ってきました。アレックスソリューションズは、社員が豊かに生きることを応援してくれる会社なんです。

また、アレックスソリューションズは「英語×IT」を大切にしています。

ITも英語も、世界とつながるために欠かせないツール。たとえば、データベースやプログラミングには英語が必須です。プログラミング言語は、単語自体が英語や英語の略語になっていますから、IT業界では英語がまったくわからないと大変かもしれません。

英語とIT両方のスキルを持ち、ブラッシュアップすることで視野が広がり、仕事の選択肢も増えます。私もこれからもっともっと自分を磨き、できる仕事の幅を広げていきたいですね。

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